2016年01月

2016年01月31日

昨日は口取りに当選したので、勇躍東京競馬場へ愛馬・アーチキングの応援に行きました。

休みの日は昼近くまで寝ている時もあるんですが(笑)、昨日は朝9時に起床(それでも遅いすかね…)。
12時前には競馬場に着き、6R終了後にまずはパドックへ。
ん?+6kgか。。。とはいえ馬体のハリはなかなかで、それなりの仕上がりはあるように見えたんですが…、どうも仕草が幼い…(;´・ω・)
チャカチャカしたり、引き手の厩務員さんと助手さん?に甘えるような仕草をしたり…これで実力発揮できるのか!?

パドック写真です。手ブレ気味…
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ま、前走の勝ちっぷりと走破時計からも、単勝オッズ7番人気は妥当なところでしたかね。冷静に馬券の予想をしたら、②エポック、⑤プライズコレクター、⑦モンスターキング、⑬イーグルフェザーの1~4番人気がやっぱり有力ですもん。
とは言え、馬券はもちろんアーチキングの応援馬券。正直そこまで自信はなかったので単複500円ずつ買いました(笑)。
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そして13:30にレースが発走。
スタートすると、好スタートを切ったアーチキング。てっきり先行するかと思いきや、控えて10番手位の中段に控える競馬に。おっと、今後を見据えて控える競馬を教えようってことなのね。でも、差せる脚はあるのかな。。。
レースは淡々と進み、4コーナーを回って直線へ!ところが、アーチキングは超窮屈な位置に!おいおい、それヤバくないか!?と思った瞬間、他馬と接触。その後も馬群が開かないし(そもそも脚もなかったかも知れませんが)、コンマ1.1秒差の11着という結果
せっかくスーツを着て競馬場へと行ったのに…
やっぱり甘くないな、これは500万下卒業は気長に待たないといけなそうだな(苦笑)と思った次第です。


前振りが長くなっちゃいましたが(笑)、気を取り直して昨日に引き続き、2歳戦終了時点での独断的(笑)全体ランキング・牝馬編の後編をお送りします。

なお、新馬・未勝利の勝ち上がり時に付ける☆との比較ですが、以下のようにしています。

☆10→GⅠ勝ち、またはそれに匹敵するパフォーマンス
☆9 →GⅡ勝ち、またはそれに匹敵するパフォーマンス
☆8 →GⅢ勝ち、またはそれに匹敵するパフォーマンス
☆7 →OP 勝ち、またはそれに匹敵するパフォーマンス

5位は、前回から1ランクダウンしましたがなんとまだ1勝馬のサプルマインドで☆7.5!
これは、明らかに自分のPO馬ということでけっこう贔屓込みです(笑)。すいません。
前走白菊賞は3着に負けましたが、結構臨戦過程でバタバタしたんですよね。当初はデイリー杯2歳Sを予定していたのに、鞍上のミルコJが騎乗停止で回避。
で、白菊賞目標になったんですがその日ミルコはジャパンカップでサウンズオブアースに騎乗するため東京へ。
結局鞍上は若手の松山Jに決まりましたが、そんな経緯で流れが悪いな…と思ってたんですよ。
さらに当日は、3ヶ月ぶりにも関わらず-2kgの422kg。これまた気になる。
で、レースでは最内枠を活かす競馬ができるのか?と思いきや一旦控えて大外へ。4コーナーでは強引に捲る競馬でしたが、1ハロンのラップが11.3になった地点で外を回したロスか、思ったより伸びずの3着。これだったらイン突きを狙って欲しかったなぁ。
次走はクイーンカップを予定していたんですが、捻挫を発症してローテは一旦白紙に。もう、流れが悪すぎる現状ですが、新馬戦を勝った時の脚が忘れられないんですよ。
順位は、一旦次走の走りを見るまでは保留にしておきます(笑)。

ここから先は、ちゃんとしたランキングですよ!(笑)
4位は、前回から1ランクダウンでアルテミスS勝ちのデンコウアンジュ、☆8!
阪神JFの結果を見るとコンマ9秒差の7着と2番人気を裏切る結果になりましたが、このレースでは色気を出して早めの競馬をしたので、前走のような良さが出なかった面もあると思います。
再度差す競馬をした際にはもっと切れる可能性はあるでしょうし、2歳女王に唯一土を付けた馬ということでこの順位は当然かと。
血統考察については素質馬ぞろいのアルテミスSは、人気薄のデンコウアンジュが大接戦を制す!!の記事をご覧ください。

3位は、なんと9月の初ランキングからこれまで3ヶ月以上トップの座をキープしていた☆8ブランボヌールが2ランクダウン!
いやー、大きな順位変動になりました。
前々走ファンタジーSでは先行して伸びずバテずといった感じの3着でしたが、前走阪神JFでは中段~後方から差し脚を活かす競馬。1,2着馬にはやや差を付けられましたが、それでも牝馬トップクラスの力を安定して発揮しているということで3位にはとどまっています。
血統考察は「ブランボヌールが3.1/2馬身差で世代最初の重賞・函館2歳Sを完勝!」で書いていますが、やはりアンブライドルド持ちの優秀さを教えられたというか…。
アンブライドルドはミスプロ系でありながら柔らかさ・素軽さではなくフランスでBMSリーディングに輝いた欧州系Le Fabuleux、Dr. FagerとIn Reality、Buckpasserのアメリカ雑草血統が奥深さを与えてくれる血です。ディープとの相性は確率されているので、今後も要注目ですね。

2位は、阪神JF2着で一気に5ランクのジャンプアップ!ウインファビラスで、☆8!
この馬は未だ1勝馬ではあるんですが、重賞2着2回で重賞勝ちにも匹敵する実績はあると判断して2位に抜擢です!
2か月ぶりで+8kgだったアルテミスSこそ掲示板確保の5着に終わりましたが、-12kgと絞れた阪神JFが本来の姿でしょう。
まぁ、しぶとく伸びては来るんですがどうも勝ち味に遅い面はありますね。
今後はチューリップ賞を予定しているとのことですが、そこでは上位には来るものの勝ち切れず、本番で穴をあけるような気がするんですが…どうでしょう(笑)。
血統考察は夏開催終了時のランキングで触れていますが、ここまでのランキングを見ると、ステゴ産駒が4頭ランクインしている中で、ウインファビラスはクロコスミアを除く2頭とそれぞれ共通点があります。
ウインF⇔アドマイヤRはそれぞれジェイドロバリー=Numerousという全兄弟の血を母系に持ちます。
ウインF⇔ペルソナリテは、母父アドマイヤコジーンが共通点。
ジェイドロバリー=Numerousはミスプロ系ながらニジンスキー+スペシャルの血でパワーを補強。
アドマイヤコジーンはノーザンテーストの血でパワーを補強。
ウインFは、両方のいいとこどりをしつつさらにもう一本マルゼンスキーでパワーを補強。
アドマイヤR、ペルソナリテは馬体が小さいのが悩みですがウインFはそこを気にせず本番を狙った仕上げもできるため、2頭には負けない気がしますね。

そして、堂々の2歳ランキングトップに立ったのはもちろん、阪神JF勝ちで2歳女王に輝き1ランクアップしたメジャーエンブレム、☆10!
もう、現状でのトップは文句なしでしょうね。
速い上りを使って差し切る近年のトップ牝馬とはやや違うタイプですが、安定した先行力で後続を突き離すダイワスカーレットタイプの馬ですね。
にて書いていますので、そちらをご覧ください。

今回のランキング、まとめると以下の通りです。

1位  メジャーエンブレム  ☆10
2位  ウインファビラス    ☆8
3位  ブランボヌール      ☆8
4位  デンコウアンジュ    ☆8
5位  サプルマインド      ☆7.5
6位  アットザシーサイド  ☆7
7位  クロコスミア        ☆7
8位  アドマイヤリード    ☆7
9位  キャンディバローズ  ☆7
10位 ペルソナリテ        ☆7

終わってみれば、やはり阪神JF組が上位を占めました。
種牡馬の顔ぶれとしては、ステイゴールド産駒4頭、ディープインパクト産駒3頭、ダイワメジャー産駒1頭、キングカメハメハ産駒1頭、メイショウサムソン産駒1頭(!)となりました。
ステイゴールドは近年牝馬の活躍馬の方が多いですね。ディープは当然の3頭ランクインといった感じ、ここからクラシックへ向けて巻き返しがありそう。ダイワメジャーは、今年は豊作という前評判通りに大物を出してきました。キングカメハメハは牝馬の活躍馬が少ないのでこんなものかと。メイショウサムソンは現状評価が低いですが、ここからコンスタントに活躍馬を送ることができるでしょうか。
 
とは言え、正直5位以下はダンゴ状態で、新しい馬がどんどんランクインしてきてもおかしくない感じはあります。
今後もクラシックへ向けてどんどんオープンクラスのレースが組まれていますから、メジャーエンブレムを脅かすような馬が現れるのか興味はつきません。

さて、次回以降は牡馬編のランキングをまとめようかと。
こちらは素質馬勢ぞろいでハイレベルな混戦という感じがしますが、どうなるでしょうか。


2016年01月30日

さて、年も明けすでに「3歳馬」となった2013年産まれ世代の馬達。
改めて、2歳戦終了時点での独断的(笑)全体ランキングを発表したいと思います。今日は牝馬編の前編をお送りします。

なお、新馬・未勝利の勝ち上がり時に付ける☆との比較ですが、以下のようにしています。

☆10→GⅠ勝ち、またはそれに匹敵するパフォーマンス
☆9 →GⅡ勝ち、またはそれに匹敵するパフォーマンス
☆8 →GⅢ勝ち、またはそれに匹敵するパフォーマンス
☆7 →OP 勝ち、またはそれに匹敵するパフォーマンス

阪神JFが終わり、多少の変動がありつつもようやくある程度ランキングが固まったかな、という感じです。
それでは行ってみましょう。

まず10位は前回から1ランクダウン、ペルソナリテで☆7!
阪神JFでは掲示板に乗れず6着に終わりましたが、最後方から最速上りを使いました。地味な存在ですが、流れ一つでもう少し上位を狙える力はあるんじゃないかと思います。
次走は、2/13のGⅢクイーンCとの情報です。

9位は、新規ランクイン!☆7でキャンディバローズ
ファンタジーSの勝ち馬ですね、このレースの回顧記事は以下のエントリーから。
GⅢ勝ち馬ではあるんですが上位人気で勝っていないこと、阪神JFでは負けてる事、特定の条件下で能力を発揮しそうなタイプであることから☆は7止まりとさせて頂きました。
母系が平坦馬場の2歳OP戦に強い短距離血統であり、配合的にもヘイロー3×4と内回り向きなのでさすがに坂のある外回りコースのマイル戦・阪神JFでは9着同着まででしたが、距離短縮・平坦・内回りなどの条件が揃えば戦力アップがあるでしょう。
次走はフィリーズレビューを予定。

8位は前回から2ランクダウンとなってしまいました、アドマイヤリードで☆7!
好メンバーの揃った白菊賞では後方から最内を突き、最速上りを見事2勝目を挙げました。鞍上菱田Jも好騎乗でした。
しかし次走の阪神JFでは中1週も影響したのか?9着同着という成績。小柄な牝馬がさらに-6kgの398kgで出走では…。
次走はチューリップ賞とのこと。松田博資厩舎の定年解散に伴い、転厩後の一戦となりますが果たして馬体を回復して出てこれるかが一つの焦点になりそうです。

7位はこちらも前回から2ランクダウン、☆7でクロコスミア
アルテミスS後は東京の牝馬限定500万特別・赤松賞に出走。レースでは1番人気に推されると3番手の好位を追走。スローペースで進んだレースは直線で横一線の叩き合いとなりますが、そこから早めに抜け出し後続を抑えきる横綱相撲で完勝。重賞連続3着の力量は伊達ではないことを示しました。
しかし、中2週で臨んだ阪神JFは400kgそこそこの小柄な牝馬が遠征続きで7戦目ということで息切れもあったか?8着に終わりました。
この馬もアドマイヤリード同様次走はチューリップ賞とのこと。なんか小柄なステイゴールド牝馬ということで共通点がありますねぇ。

6位は新規ランクイン!☆7でアットザシーサイド
芝1400m新馬戦では中段インを追走、直線で外に出されると前との差を見る見る詰め、最速上りで見事差し切り勝ち。
2戦目の秋明菊賞でも後方インを追走、初戦同様直線で外に出されると瞬発力勝負となった中やはり最速上りで1着ゴールイン。
そして2戦2勝で挑んだ阪神JFでは、4番人気と穴人気になりました。ただ、このレースでは前走までと違い中枠からの出走でインを追走できず。後方からそこそこの脚を見せましたが差をやや詰めての5着まででした。マイル戦が初なら坂のあるコースも初、さらに初の中枠からのスタートと初物尽くしで上りも2位と、やや甘い所を見せてしまいました。
血統も見ていきましょう。
父キングカメハメハ、母はOPマーガレットS勝ちのルミナスハーバー(父アグネスタキオン)。近親にはダートGⅢ3勝のヒシアトラスがいます。
5代内に父母間ではレイズアネイティブ4×4のクロス。また、Thong≒Lt. Stevensの4×6、そこから発展してスペシャル≒タックスペイヤーズフォリーの5×3相似クロス持ち。さすがにキングマンボ≒タックスヘイブンというのは難しい気もしますが、父母の1/4どうしは似たような血統構成で特定の血を強調し、そうでないノーザンダンサー、サンデーで日本向きの血統構成を形作っています。
さらにキンカメ産駒の好配合パターンではハイペリオン×Lady Josephineの組み合わせのクロスであるTudor Minstrel持ち。
どちらかといえばレイズアネイティブのクロスとThong≒Lt. Stevens、スペシャル≒タックスペイヤーズフォリーの相似クロスでパワースピードが持ち味かなという感じ。
マイル以上の純粋な切れ味勝負ではサンデー系の馬達に対し分が悪いかもしれませんが、母同様1200,1400のスピード競馬ならどんと来いのクチでしょう。
次走は芝1400mのフィリーズレビューを予定しているようですから、ここでは能力前回となりそうです。

さて、6位まで発表しましたがここまで全馬阪神JF出走馬となりました。
正直な話、今日発表した5頭は阪神JF時点での着順・着差を見てもそうですがあまり差はないと思っています。
いちおう、キャンディバローズ・アットザシーサイドは1400向き、ペルソナリテ・アドマイヤリード・クロコスミアはマイルもOKという適性の差はあると思いますが。

明日は5位から1位までのランクを発表します!って、もう1位が誰かはバレバレなんですが…。


最初にお断りしておくと、今日のエントリーはタイトル通りPOG関連の記事じゃありません(笑)。 

今日の東京7R、3歳500万下に愛馬アーチキングが出走するのですが、なんと口取りに当選しました!
新馬戦の時は口取り当選せず(負けてますけど…) 、勝ち上がった未勝利戦の時は用事で競馬場に行けなかったので口取りに応募せず…。
で、改めて応募した今回ようやく当選!
まぁ、当選しても馬が頑張って勝ってくれないと意味はないんですけどね。。。 

現在のところ、前売りオッズは15.7倍の7番人気…。 あんまり期待されていないです。 
ただ、1番人気も3.4倍と大本命と呼べる馬はいないのでそこまで差はないかな、と。
確かにこれまでの走破時計からは強調材料はないんですが、これまでのシルクさんのレポートを読んでいると前走後もだいぶパワーアップしているようなので、成長力込みで期待します!ほどほどに(笑)。

では、そろそろ準備して競馬場に向かいます!

2016年01月24日

今週は気になるニュースがいくつかあったので、そのまとめと雑感を少々。
牝馬の全体ランキングはまた次回以降の更新ということで。。。

ドゥラメンテ、美浦に帰厩
  昨年の日本ダービー勝利後に両前脚橈骨遠位端骨折を発症し、休養に入っていた昨年のクラシック2冠馬、ドゥラメンテが1/20に美   浦の堀厩舎に帰厩しました。今後はGⅡ中山記念を目標に調整を進めるとのこと。
  中山記念は2008年に負担重量が取得賞金による別定からグレード別定になり、GⅠ馬が58kgで出走できるようになってからいい馬が集まるようになりました。
  時期的にもヴィクトワールピサ、ジャスタウェイ、ヌーヴォレコルトといったGⅠ馬がドバイ国際競争へのステップレースとしていて、格が上がっていますね。
  今年は世界に打って出るドゥラメンテ、どんな走りを見せてくれるでしょうか。

大種牡馬キングマンボが死亡
  1/21に、キングカメハメハやエルコンドルパサーなどを輩出したアメリカの大種牡馬、キングマンボが死亡したことがわかりました。
  父がミスタープロスペクター、母が名牝ミエスクという血統背景もさることながら、種牡馬となっては上記2頭のほかにもジャパンカップ勝ち馬アルカセットを出し東京2400mへ抜群の適性を見せたほか、アメリカではベルモントS勝ち馬Lemon Drop Kidなど世界でGⅠ馬を多数輩出。さらに、英2000ギニーを勝ったキングズベストは種牡馬として日本ダービー馬エイシンフラッシュを出しています。母の父としても天皇賞(春)勝ち馬スズカマンボなど世界各地でGⅠ勝ち馬を出し、まさに「キングマンボ系」を確立したと言ってもいいでしょう。
  現在日本では孫世代のルーラーシップ、ロードカナロアなども種牡馬入りしており、前のニュースでも名前が出たドゥラメンテなども将来種牡馬入りは間違いなく、サンデー系VSキングマンボ系の覇権争いが激化しそうですね!

シルバーステートが屈腱炎を発症
  22日、未勝利・紫菊賞と連勝しクラシック候補の1頭と目されていたディープ産駒のシルバーステートが屈腱炎を発症したと発表されました。全治は1年以上とのこと。
  この世代のディープ産駒ではポルトフォイユも将来を嘱望されながら屈腱炎で戦線離脱。いかに無事にいくことが大事かということを思い知らされます…。
  一方で、今週はディープ産駒マカヒキが父も勝った若駒Sを完勝。そして、わがPO馬ジークカイザーも若竹賞を勝利と、ディープ産駒でも明暗が分かれる結果となりました。
  しかし、最近ではカネヒキリのように屈腱炎を発症しながらも幹細胞移植手術を受け復帰後GⅠを勝利する馬も出てきています。医術の進歩スゲー!というわけで、POG期間中は終戦となったものの復帰後シルバーステートがどんな走りを見せるのか、見守りたいと思います。


2016年01月23日

先週日曜日に更新のつもりが、仕事が入りできなかった年末の中山・阪神開催で勝ち上がった「2歳馬」ランキング。改めて今日記事を更新していきます!
対象は、12/19~12/27の4日間です。

毎回言っていますが、付けたランクはあくまで独断ですので、自分の指名馬だったりしたら微妙に加点があるかも(笑)。
星は、5が勝ち上がりの最低基準とします。6なら2勝目も狙えるかな?というランク。7なら重賞でも戦えるかな?というレベル。8が最高でGⅠでも確実に好勝負!の評価とします。
一応、発表するのは☆6以上評価の馬ということで。

残念ながらこの開催、結果的に☆7評価を獲得した馬はいませんでした。
☆6(.5含む)評価の馬達は、以下の12頭です。

エールデュレーヴ      12月19日 阪神芝1600 新馬   ☆6
サトノファンタシー    12月19日 阪神ダ1400 新馬   ☆6
スイートメロディー    12月19日 中山ダ1800 未勝利 ☆6
マウントロブソン      12月19日 中山芝2000 未勝利 ☆6
ブライトリビング      12月19日 中山ダ1800 新馬   ☆6
メイショウタチマチ    12月20日 阪神芝2000 新馬   ☆6
キャニオンロード      12月20日 中山芝1800 新馬   ☆6
ナムラアラシ          12月26日 阪神ダ1800 新馬   ☆6
ルネイション          12月26日 中山芝2000 新馬   ☆6
ジークカイザー        12月27日 阪神芝1800 新馬   ☆6.5
マヤノピナクル        12月27日 中山芝2000 未勝利 ☆6
サトノキングダム      12月27日 中山芝1600 新馬   ☆6.5

エールデュレーヴは、母があの名牝レーヴドスカーの全妹。母の競争成績は特筆するべきものはありませんが、血統的なポテンシャルはかなりのものがあるでしょうね。
エールデュレーヴは、サーゲイロード6×5・5が最大の血統上の特徴。相似クロスとは言えないでしょうが、ディープの母父Alzaoとレーヴディマンの母母Yamunaは血統的に似ている部分が多々あります。
母がナスルーラとサーゲイロード中心の血統構成でちょっとパワーは足りないかな、という気はしますがいい末脚を持っていそうです。

マウントロブソンは勝ち上がりまで3戦を要しましたが、2着を外さない堅実な成績。
母のミスパスカリはあのクロフネの半妹ということで注目を浴びましたが、現役時代は3勝どまり。産駒もまだブレイクしたとはいえない競争成績(マウントロブソンの全兄ハワイアンソルトも2勝のみ)。果たしてクロフネ一族の母系は広がりを見せることができるのか?
血統的には5代アウトクロス馬で、母が米血中心なのでやや単調なイメージはあります。


☆6.5を獲得したのは2頭。
ジークカイザーは、自分のPO馬です。しかもドラ1!この馬が走ってくれないことには今年のPOGが終わっちまいますYO!!
なのにパドックでは入れ込み、馬っ気を出す始末で、前売りでは1番人気だったにも関わらず最終的には3番人気になり、どうなることかと超ヒヤヒヤしました(笑)。
ただ、レースでは中段前目を追走すると、直線しぶとく伸びてクビ差の勝利。上りは3位で着差も僅かなので圧倒的な強さは感じませんが、ヤル気を見せない状態ながら(笑)勝ったことは大きいですね。
勝ちタイム1:49.8も、同日の1600万下(芝2000m)がスローペースとはいえ1800m通過1:51.2なので水準級にはあるでしょう。
ちなみに、過去のエントリー「ディープインパクト産駒の注目馬「母が重賞実績馬」編その5」ですでに血統についてはレビューしてます。
最大の特徴はAlzao≒El Pradoの3×3相似クロス。母のヒルダズパッションは、ノーザンダンサー≒Icecapadeの5×4・4と名牝Specialの5×5を持つパワー満載の血統で、エルコンドルパサーと血統的な共通点があります。
サドラーズウェルズ持ちのディープ産駒はやや鈍重なところが見受けられるんですが、この馬は素軽いミスプロの血を持っている(トーセンラー・スピルバーグ兄弟と同じパターン)ので、心配はないと思っていますよ。
そして数時間前に行われた若竹賞(500万下)も勝ち、デビュー2連勝!また馬っ気を出していたり(笑)、ゲートで立ち上がったりと気性的な若さはまだまだですが、それでも勝ち切るあたり勝負強さもあります。
次走は一旦NFしがらきへ放牧に出て、皐月賞トライアルのどこかとのこと。次走は牝馬と一緒に走らず、本領発揮といって欲しいですね(笑)。

サトノキングダムの母ダリシアはドイツのGⅢフィナンツグルペ賞勝ち馬。しかし、この馬のプロフィール最大のポイントは半兄アニマルキングダム(父Leroidesanimaux)がドバイワールドCとケンタッキーダービーの勝ち馬であるということでしょう。
新馬戦では道中外目を追走し、4コーナーの勝負所ではいい手応えで一気に進出。直線では粘るアークアーセナルとの叩き合いを制し、追ってくるイマジンザットを抑え1.1/4馬身差の勝利。タイムは水準級なのと着差がそこまで開いていないので☆7とはいきませんでしたが、見事な新馬勝ちでした。
血統は、リファール4×4クロスとヘイロー≒Sir Ivor≒Droneの3・5×5相似クロスが目立つポイント。リファールクロスはAlzao≒ダンシングブレーヴの3×3相似クロスへ発展しているので、重苦しさはそこまで感じませんね。
ちなみにダンシングブレーヴ持ちのディープ産駒はサトノルパン、スマートレイアーが重賞を勝っています。やや不器用な面のあるタイプが多いかも知れませんね。これはリファール系の馬、リファールクロス持ちの馬によく見られる傾向ですが…。
父ディープ、母ダリシアともに5代アウトクロス馬で、母はドイツ血統馬なので他に仕掛けは見当たりませんが、母の高いポテンシャルは十分な素質を与えてくれたようです。
次走は東京の500万特別・セントポーリア賞とのことです。

12月全体では、以下のように26頭が評価対象となっています。
カサロサーダ          12月5日  阪神芝2000   新馬 ☆6
ウムブルフ            12月5日  中山芝2000 未勝利 ☆6.5
ヒルノマゼラン        12月6日  中京芝1400   新馬 ☆6
ノガロ                12月6日  阪神芝2000 未勝利 ☆6
サトノマルス          12月6日  阪神芝1600   新馬 ☆6
チェッキーノ          12月6日  中山芝1600 未勝利 ☆6
サーブルオール        12月6日  中山芝1600   新馬 ☆6
ミスキララ            12月12日 阪神ダ1200 未勝利 ☆6
ショウナンアヴィド    12月12日 阪神芝1600 未勝利 ☆6
ロワアブソリュー      12月12日 阪神芝1800   新馬 ☆6
ステイパーシスト      12月12日 中山芝2000 未勝利 ☆6
アルカサル            12月12日 中山芝1800   新馬 ☆6
ピースマインド        12月13日 中京芝2000 未勝利 ☆6.5
レオナルド            12月13日 阪神芝1800 未勝利 ☆6
エールデュレーヴ      12月19日 阪神芝1600 新馬   ☆6
サトノファンタシー    12月19日 阪神ダ1400 新馬   ☆6
スイートメロディー    12月19日 中山ダ1800 未勝利 ☆6
マウントロブソン      12月19日 中山芝2000 未勝利 ☆6
ブライトリビング      12月19日 中山ダ1800 新馬   ☆6
メイショウタチマチ    12月20日 阪神芝2000 新馬   ☆6
キャニオンロード      12月20日 中山芝1800 新馬   ☆6
ナムラアラシ          12月26日 阪神ダ1800 新馬   ☆6
ルネイション          12月26日 中山芝2000 新馬   ☆6
ジークカイザー        12月27日 阪神芝1800 新馬   ☆6.5
マヤノピナクル        12月27日 中山芝2000 未勝利 ☆6
サトノキングダム      12月27日 中山芝1600 新馬   ☆6.5 

さて、年明けの中山・京都開催も終わろうという頃にようやく12月の勝ち上がり馬ランキングの更新が終わりました(笑)。さっそく1月の勝ち上がり馬ランキングも更新しなければ…(笑)。
と、その前に2歳馬全体ランキングの更新だ!と今気づきました。書くことが多い!(笑)
明日は牝馬編のランキングから書こうかな…


2016年01月16日

さて、よーやく更新が追いついてきたぞ…というところで、年末の中山・阪神開催で勝ち上がった「2歳馬」ランキングをお届けします。
今回の対象レースは12/5~12/13の4日間で、前編とします。全部のレースを繰り返し見るの、結構労力がいるんですよ(笑)。
しかし、彼ら彼女らが2歳として走るのも今開催が最後。果たしてどんな素質馬が現れたのか、しっかり見ていきましょう。

毎回言っていますが、付けたランクはあくまで独断ですので、自分の指名馬だったりしたら微妙に加点があるかも(笑)。
星は、5が勝ち上がりの最低基準とします。6なら2勝目も狙えるかな?というランク。7なら重賞でも戦えるかな?というレベル。8が最高でGⅠでも確実に好勝負!の評価とします。
一応、発表するのは☆6以上評価の馬ということで。

まずは☆6(.5含む)評価の馬達、14頭から。

カサロサーダ          12月5日  阪神芝2000   新馬 ☆6
ウムブルフ            12月5日  中山芝2000 未勝利 ☆6.5
ヒルノマゼラン        12月6日  中京芝1400   新馬 ☆6
ノガロ                12月6日  阪神芝2000 未勝利 ☆6
サトノマルス          12月6日  阪神芝1600   新馬 ☆6
チェッキーノ          12月6日  中山芝1600 未勝利 ☆6
サーブルオール        12月6日  中山芝1600   新馬 ☆6
ミスキララ            12月12日 阪神ダ1200 未勝利 ☆6
ショウナンアヴィド    12月12日 阪神芝1600 未勝利 ☆6
ロワアブソリュー      12月12日 阪神芝1800   新馬 ☆6
ステイパーシスト      12月12日 中山芝2000 未勝利 ☆6
アルカサル            12月12日 中山芝1800   新馬 ☆6
ピースマインド        12月13日 中京芝2000 未勝利 ☆6.5
レオナルド            12月13日 阪神芝1800 未勝利 ☆6

チェッキーノは、重賞2勝馬コディーノの全妹。きょうだいは全て3勝以上と、母の繁殖成績は非常に優秀でハズレなしで、ドラフト前のレビューでもすでに取り上げた馬です。
1,2戦目とも最速上りを使っており、次走以降も注目の1頭。

ロワアブソリューはきょうだいに短距離戦線で活躍したシュプリームギフト、ベステゲシェンクがいます。
1800mで勝ったものの、行きたがる面を見せたことで今後は抑える競馬をマスターできるかがポイントでしょうか。上り33秒台をマークしているように素質は確かです。

アルカサルは、自分のPO馬です(笑)。着差はわずかでしたが、現状仕上がりきっていない状態で勝てたことは大きいと思います。
レース振りも、最初は中段に控えていたもののスローとみるや鞍上田辺Jの指示で早々に先頭に立ち、マヤノピナクルの追撃を封じるという味なもの。
今後はドッシリ控える競馬でどんな末脚を見せてくれるか。


☆6.5を獲得したのは2頭。

ウムブルフは、社台RHで高額で募集されたディープ産駒です。
勝ちっぷりそのものは2着に4馬身差ということで優秀なんですが、3戦目の勝ち上がりと勝ちタイムが平凡ということで☆7とはならず。
血統は、母がドイツ血統馬ということでマイナーな血が並んでいます。ウムブルフ自身はリファール4×4クロスを持っていますが、リファールクロスはそれ単体では粘り強さ・持続力よりジリっぽさを強調してしまう血。
母母父Goofalikは、その母父が逆ボルキロ血統で天皇賞馬レッツゴーターキンを出したターゴワイスですから、軽さはあると思いますが…Alzao≒Goofalikとするのはちょっとムリがあるかなぁ?
とりあえず明日の京成杯に出走予定ですので、そのレース振りに注目。

ピースマインドもディープ産駒。こちらはウムブルフと違い日高の中原牧場生産、きょうだいにも活躍馬はいないということで地味なプロフィールですが、初戦はGⅠ馬となったリオンディーズの2着と健闘。
未勝利戦は中京芝2000mを6馬身差の逃げ切り圧勝。勝ちタイムも、ペースが違うとはいえ全体時計では同日の1000万下より速い!上りでは1秒以上劣っているため古馬より優秀とはいえませんが、なかなかのポテンシャルの持ち主かと。
血統は母父トニービンということで、晩成傾向の産駒が多くややPOG向きではありませんね。
また、シンザン記念では1番人気に推されながら14着に惨敗してしまったように、逃げないとモロいところがありそうですが再度自分の競馬ができれば巻き返しはしてきそうです。

前半戦で☆7を獲得した馬は出ませんでした。
明日は、引き続き後半戦12/19~12/27の勝ち馬ランキングを発表していきます。


2016年01月10日

昨日に引き続き、今さらかよ!というツッコミの中(笑)、2015年11月勝ち上がりの2歳馬ランキング後編を更新します。今日の後編で出てくるのは、☆7を獲得した重賞獲り、GⅠ獲りを狙える素質馬達!
対象は、5回東京・京都開催の11/7~11/29までの新馬・未勝利戦です。

毎回言っていますが、付けたランクはあくまで独断ですので、自分の指名馬だったりしたら微妙に加点があるかも(笑)。
星は、5が勝ち上がりの最低基準とします。6なら2勝目も狙えるかな?というランク。7なら重賞でも戦えるかな?というレベル。8が最高でGⅠでも確実に好勝負!の評価とします。
一応、発表するのは☆6以上評価の馬ということで。

ではさっそく、☆7以上を獲得した馬達を!なんと、10月ランキングではマカヒキ1頭でしたが11月は☆7獲得馬が5頭もいます!

ラルク                11月7日  京都芝1600 新馬   ☆7
アルーアキャロル      11月7日  東京ダ1600 新馬   ☆7
サトノダイヤモンド    11月8日  京都芝2000 新馬   ☆7
ハートレー            11月14日 東京芝2000 新馬   ☆7
リオンディーズ        11月22日 京都芝2000 新馬   ☆7

ラルクは新馬戦を逃げて後続を突き離す強い勝ち方で2着に3.1/2馬身差を付けました。勝ちタイムも1:35.4(上り34.2)となかなか優秀。
ドラフト前の記事秋開催デビューの良血馬達を扱ったエントリーでも、注目馬として取り上げました。その時は母のミスプロクロス、シアトルスルーの血が良くないと思っていたんですが…相性のいい血の影響力が高かったのか…と。
具体的には、母父母がトーセンラー・スピルバーグの母プリンセスオリビアであること(ディープ×キングマンボ配合が発生)。
3代母ステラマドリッドはミッキーアイルの3代母であること。また、ダンチヒ、リファールクロス、Alydar、Bupersの組み合わせはジェンティルドンナと共通していること。
今日のシンザン記念では、単勝4番人気に推されながらも初の牡馬相手の重賞挑戦、後方からの競馬となったことで13着に敗退し昨日取り上げたジュエラーにはかないませんでした。
とはいえ次走以降、牝馬限定の条件戦なら巻き返しも期待できそうです。

アルーアキャロルはゴールドアリュール産駒らしくダート1600mの新馬戦を7馬身差の圧勝。後続も4着が5馬身差、5着がさらに2馬身差ととにかく圧倒的なパワーを見せつけました。
母タバスコキャロルはトニービン産駒の2勝馬、兄弟にも目立った活躍馬はいません。ただ、近親にはGⅠ・JBCスプリントなど地方重賞3勝のタイセイレジェンドがいます。母系を遡るとサクラチトセオー、サクラキャンドル兄妹の母サクラクレアーを産んだクレアーブリッジに行きつきます。
配合的には過去の記事でもすでに触れていますが、5代内クロスはノーザンダンサー4×5のみとはいえ、ハイペリオンの濃い父と同様にハイペリオンの濃い母の間で、ハイペリオン多重クロスが発生しています。
そして、父方のスペシャルと母方のHornbeam、そしてニチドウアラシの間では、ダート適性を高めるハイペリオンとナスルーラの組み合わせのクロスが発生しています(ニチドウアラシはハイペリオンとナスルーラの位置がやや遠いですが)。
ゴールドアリュール×トニービンってそんなに活躍馬がいないです。先ほど挙げたトニービンの持つの持つHornbeamは確かにハイペリオンとナスルーラの組み合わせなんですが、古くは菊花賞馬グリーングラスの父父であったように芝向きの血で、ダート適性を高めるには一工夫必要なんでしょう。
アルーアキャロルの場合は、スペシャルとHornbeamの接着剤となったのが、ニチドウアラシなんでしょうね。
次走は東京の500万下を予定していますが、初のダートでの☆7獲得馬ですから、どんな競馬を見せてくれるか気になる所です。

サトノダイヤモンドも先日の秋開催デビューの良血馬達を扱ったエントリーの中で取り上げました。
レース前は京都ではロイカバードよりこの馬の方が上ではないかと書きましたが、想像以上でした。勝ちタイム2:03.8(上り34.8)は2000mの新馬としては重馬場であることを考慮すると、なかなか優秀ですね。2着のロイカバードに2.1/2馬身差を付けましたが、3着以下もそれぞれ2.1/2馬身さらに離されたあたりかなりの勝ちっぷりでした。
血統面でこの馬の最大の特徴は、ヘイロー≒Sir Ivorの3・5×5・4の相似クロス。
さらにそのヘイローの血は、父ディープインパクト、母父Orpen、母母父サザンヘイローとすべてヘイロー×ノーザンダンサー系の組み合わせとなっていて、父母同系相似配合の母にさらに同系相似配合の父を掛け合わせてこれでもかとヘイロー、ノーザンダンサーの影響力(俊敏な機動力+パワー、万能スピード)を強調する配合です。
母父Orpenは仏2歳GⅠモルニ賞を勝ちましたが、早熟なマイラーでした。正直日本で産駒も走っておらず、馴染みの薄い馬です。
ただ、ことディープ産駒の母父としてはジェンティルドンナの母父Bertoliniのように早期から走れるマイラータイプが合っているというのはもう有名な話。
さらに、Orpenの父Lureは先に出たBertoliniと同様にダンチヒ×Alydarの配合馬で、ディープ産駒に足りないパワーを補ってくれます。そして、Orpenはダンチヒ系でリボーの血を持ち、名牝Natalmaのクロスを持ちますのでデインヒルと似た血統構成。ディープ×デインヒルの配合馬だとフィエロ、エバーブロッサムが出ています。
さて、サトノダイヤモンドは2戦目の阪神での500万下を完勝しましたが、坂のある阪神で尻上がりにラップが速くなる(11.8-11.5-11.3)レースを差し切って3.1/2馬身ちぎった勝ちっぷりを見ていると、パワーとキレも兼備していてかなりの素質を持っているのは間違いないと思いました。初戦、2戦目はやや軽い相手でしたが、レースラップから素質があるのは間違いなく今後は一線級との対戦でもまれる展開などでどれだけやれるかでしょう。

ハートレーは、東京2000mの新馬戦でベストディールの全弟オーダードリブンに1.1/4馬身差をつけて勝利を飾りました。
レースはスローペースで進み、直線に入るとインを突いて残り400mで一気に先頭に立つ競馬。上り2F 11.2 - 11.3 という瞬発力勝負のレースを制しました。
血統は、5代内クロスはノーザンダンサーの5×5のみ。ただ、この馬の血統のカギを握っているのは母のウィキッドリーパーフェクトです。
ウィキッドリーパーフェクトの血統は、5代内にセクレタリアト4×5・4、ノーザンダンサー4×5、ネイティブダンサー5×5、ニアークティック5×5と多くのクロスを持ちます。さらに細かく見ると、6代前にセクレタリアトの半兄で血統構成が似たサーゲイロードの血を持ちますので、セクレタリアト≒サーゲイロードの4・6×5・4と非常にナスキロ(ロイキロ)の血が濃いです。
ただ、個人的にはその血の濃さ、特にディープと相性があまりよくないシアトルスルー - A.P. Indyの血が懸念点となって好評価はできなかったんですよね…。
でも、よくよくウィキッドリーパーフェクトの血統を見ると、ただナスキロが濃いだけの馬じゃないんじゃないかと思えてきたんです。年末最後のエントリーでも書きましたが、カギは"ストームキャット"。
母は3代前にストームキャットの血を持ちますが、全体的にもストームキャットの多重配合となっていると思うんです。
まず、母父CongratsはA.P. Indy×ミスタープロスペクターという近年アメリカで流行りのニックス配合。ガチガチの米国血統馬ではあるんですが、3代前にセクレタリアトとノーザンダンサーの血を持ち、他にもBull Dogの血があることからストームキャット的な血統要素があると考えました。
また、3代母父Cold Receptionは父がセクレタリアトです。そして母Cold Comfortはその父Nearctic、母父Native Dancerなので≒ノーザンダンサー。ということは、ここにもストームキャット的な血統要素があると考えられなくもないんです。
もちろんあくまで疑似的ではありますが、ウィキッドリーパーフェクトは疑似ストームキャットの母母にストームキャット産駒のTactical Catを掛け合わせ、ストームキャット的な血統要素を持つCongratsをさらに掛け合わせた、ノーザンダンサー×セクレタリアトの父母相似配合が掛け合わされた馬なんです。
ハートレーは2戦目にGⅡホープフルSを勝利しましたが、あの中山の急坂をものともしない力強さは、そこに由来したのか…と。
すでにクラシック本番を走るに足るだけの賞金は加算していますが、次走は共同通信杯を予定とのこと。近年は共同通信杯を経由して皐月賞~ダービーというのがトレンドになっています。次走も強力メンバーが集いそうですが、それでも好勝負は必至でしょうね。

最後に紹介するのは、エピファネイアの半兄リオンディーズ
新馬戦(京都芝2000m)では1000m通過1分2秒4のスローペースの影響でスタートから終始掛かり通し。にも関わらず、ラスト2F 11.1 - 11.0という究極の上り勝負で楽に前を行っていたピースマインドを残り200mで捕まえると、あとは流すのみの大楽勝。
着差以上の底知れない強さを見せて勝ち上がりました。
その後は1戦1勝で臨んだ朝日杯FSも完勝したのはご存知の通り。このレース内容とリオンディーズの血統については、「1戦1勝のリオンディーズが激勝で無敗の2歳王者に!朝日杯FS」のエントリーをご覧ください。

さて、年が明けてようやく11月の勝ち上がり馬ランキングが終わりました。。。まだ12月のランキングも重賞の回顧も残ってるって言うのに(笑)。

そして、年明けもさっそく明け3歳重賞の一発目、シンザン記念が先ほど終わりました。勝ったのは8番人気の1勝馬ロジクライ。須貝師が管理するハーツクライ産駒は恐ろしく走るね!
ま、4着のアストラエンブレムまではクビ・クビ・ハナの大接戦だったので即この馬がクラシック戦線のトップに躍り出た!とは言えないと思いますが、新星誕生は間違いないですね。
この回顧も含め、明日もいそいそとブログを更新しよーかなと思います。


2016年01月09日

今さらかよ!というツッコミも入るかと思いますが(笑)、2015年11月勝ち上がりの2歳馬ランキングを更新します!
対象は、5回東京・京都開催の11/7~11/29までの新馬・未勝利戦です。
秋開催らしく素質馬が多く、11月は、26頭の馬達に評価を付けたので今回は前後編に分けて紹介します。

毎回言っていますが、付けたランクはあくまで独断ですので、自分の指名馬だったりしたら微妙に加点があるかも(笑)。
星は、5が勝ち上がりの最低基準とします。6なら2勝目も狙えるかな?というランク。7なら重賞でも戦えるかな?というレベル。8が最高でGⅠでも確実に好勝負!の評価とします。
一応、発表するのは☆6以上評価の馬ということで。

まずは☆6(.5含む)評価の馬達、21頭から。

ファスナハト          11月7日  京都芝1800 未勝利 ☆6
シーブリーズラブ      11月7日  東京芝1600 未勝利 ☆6
キラージョー          11月8日  東京芝1800 新馬   ☆6
ダイワダッチェス      11月14日 東京芝1400 未勝利 ☆6
サンライズクロンヌ    11月14日 京都芝2000 未勝利 ☆6
ヒーズインラブ        11月14日 京都芝1600 新馬   ☆6.5
セータコローナ        11月15日 京都ダ1800 未勝利 ☆6
キャノンストーム      11月15日 京都芝1800 新馬   ☆6
ソルヴェイグ          11月15日 京都芝1400 新馬   ☆6
マイネルハニー        11月15日 東京芝1600 新馬   ☆6
ドーヴァー            11月15日 東京芝1400 新馬   ☆6
ヴィブロス            11月21日 京都芝1800 未勝利 ☆6
ラニ                  11月22日 京都ダ1800 未勝利 ☆6
アーチキング          11月22日 東京ダ1400 未勝利 ☆6
クリムゾンバローズ    11月23日 東京ダ1300 未勝利 ☆6
ディーマジェスティ    11月23日 東京芝2000 未勝利 ☆6
タイセイスペリオル    11月28日 東京ダ1600 新馬   ☆6
ロイカバード          11月29日 京都芝1800 未勝利 ☆6.5
ジュエラー            11月29日 京都芝1800 新馬   ☆6.5
ゴルゴバローズ        11月29日 東京ダ1600 未勝利 ☆6
リンクス              11月29日 東京芝1800 新馬   ☆6

キラージョーはハーツクライ×フレンチデピュティという札幌2歳S馬のアドマイヤエイカンと同じ配合。この配合、13頭がデビューして9頭が勝ち上がりなので今後注目かも。
初戦は7番人気の低評価を覆し、3.1/2馬身差の逃げ切り勝ち。2戦目の東スポ杯2歳Sもコンマ3秒差ですから、人気以上にしぶといタイプですね。

マイネルハニーはマツリダゴッホ産駒。ヘイルトゥリーズン、ボールドルーラーのクロスがあるのはロードクエストと同じ。この馬はさらにGraustarkのクロス持ちで、父母同系配合で純粋にマツリダゴッホを構成する血を強調する配合です。
初戦で7馬身差の圧勝を飾りながら次走以降は惜敗していますが、狂気の血リボー系Graustarkのクロス持ちなので突然激走があってもおかしくないですね。

ドーヴァーはアドマイヤムーン産駒。ノーザンダンサー、ミスプロ、Sharpen Upのクロスで父母同系配合ですが、その中でサンデーサイレンスの血がアクセントになっています。
次走ひいらぎ賞で連勝を飾っています。血統的には、将来は短距離志向が強くなりそうです。

ヴィブロスはヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナの全妹。ドラフト前の記事でも紹介した、良血馬です。
姉同様、先行してしぶとさを活かすタイプですが、馬体重が408kgと非常に軽いため今後はその点で苦労するかも。

ラニは、父がアメリカのリーディングサイアーTapit、母が天皇賞馬ヘヴンリーロマンス。半兄アウォーディー、半姉アムールブリエともにダート重賞を勝っています。配合的にはノーザンダンサークロスがあるくらいですが、父母の素質の高さがそのまま能力の高さに繋がっています。

アーチキングは、自分が一口オーナーなので(笑)。ただ、競馬ぶりは安定していて上のクラスでもそこそこやれそうです。

ディーマジェスティは半兄セイクレットレーヴがGⅡ・NZT2着馬。ディープ産駒で母父ブライアンズタイム、母母父サドラーズウェルズとダブルアンチニックス配合なんですが、、、過去3戦すべてで最速上りを使っており、血統オタク的にはある意味注目の1頭です。
 
そして、今月は☆6.5獲得馬が3頭!

ヒーズインラブはハービンジャー産駒。初戦は3番手から抜け出し4馬身差の完勝でした。
欧州血統・ノーザンダンサークロスの濃い父と米国血統・5代アウトクロス馬の母との配合で、5代アウトクロス馬です。何代か遡ってもヘイルトゥリーズンクロスが生じているのみ。ノーザンダンサーの血が濃い父にとっては緊張→緩和のリズムで相性のいい母なんでしょう。

ロイカバードは、5億円対決の記事を11月に書きましたがその時は敗れ、2戦目の未勝利戦では中段待機から大外を回り最速上りでの勝ち上がり。
血統的には父ディープ、母アゼリの超良血馬ということでこのブログでも散々書いているので、もういいでしょう(笑)。

ジュエラーはヴィクトワールピサ産駒。半姉にワンカラット、サンシャインと2頭の重賞活躍馬がいます。母15歳時の産駒ですが、実に力強い勝ち上がりでした。
5代アウトクロス馬ですが、ヴィクトワールピサ自身ポインテッドパスとMuch Too Riskyから欧州血統を受け継いでいて、代を遡ると母バルドウィナの欧州血統との間でヴィミー - Wild Risk、Prince Chevalierなどが結びついています。非主流血脈をうすくクロスすることで、成長力や奥深さ、血の活力を感じますね。
明日のシンザン記念に出走予定で、現在単勝2番人気に推されています。

今日更新分は、ここまで。
明日は☆7以上獲得したあの馬達を紹介します! 


遅くなってしまいましたが、数少ないブログ読者のみなさん、POG仲間のみなさん、明けましておめでとうございます!
今年もできる限りブログを更新できるように、そして三冠馬を指名できるように(笑)頑張って行こうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!!

年末の2歳戦線はサトノダイヤモンドが2歳500万下を圧勝、My POG馬のジークカイザーが馬っ気を出しながらも(笑)新馬戦を勝利、ハートレーがホープフルSを制覇。
そして年が明けて3歳になった2013年産まれ世代は、超良血馬レーヴァテインが新馬戦を快勝と、まさにディープとノーザンファームで終わりディープとノーザンファームで始まるPOGの年末年始となりました。
今年もノーザンファーム産のディープ産駒の取捨が大きなポイントになりそうなのは間違いないところです。

さて、一発目の更新はこれぐらいにして去年分の記事を早く書かないと(笑)!