2020年05月05日

今年度は例年以上に身内POG指名馬レビューに時間を要したため、来期の指名馬選びもこれからという現状の管理人です。
これから来期POG関連の記事を書いていきますが、緊急事態宣言が延長され、さらに手術明けでまだお酒も飲めず特にネタにすることもないので、今後しばらくは前フリ部分はすっ飛ばして本題へと行かせてもらうことが多いと思います!

そして今日書く記事はどうするか迷いましたが、、、注目種牡馬の産駒レビューをしていきます。
今年もPOG本はPOGの王道(黄本)、天才!のPOG青本、競馬王のPOG本(毛の本)、POGの達人(赤本)と4冊を購入しましたが、残念ながら毎年恒例のレビューをやっている余裕はありませんでした。

しかし、コロナウイルスの影響が広がる中今年も例年通りPOG本を出版していただいた編集者および本の作成に携わった方々にはお礼を言いたいと思います。
今年も無事POG本を出版して頂き、本当にありがとうございます!!!

競馬王のPOG本(毛の本)とPOGの達人(赤本)には、はじめとおわりに編集された方からのコメントが記載されていましたが、やはりリモートでの対応やスケジュールの問題などこれまでとは異なる苦労があったようで…。
規模を縮小しながらも毎年続いていた産地馬体検査も今年はコロナの影響で取りやめとなり、海外のトレーニングセールも多くが取りやめになるなどの影響はもちろん紙面にも及んだはず…。
そんな例年とは異なる苦労の中でちゃんと本が出版されたというのは、思っている以上にスゴいことだと感じました。。。


さて、話を戻して注目種牡馬編の産駒レビューですが第1回は先日初年度産駒からクラシックホース、桜花賞馬デアリングタクトを輩出したエピファネイアです!
自分はRoberto系種牡馬なので牡馬の活躍馬が多い、長距離向き、パワー型でダートでの活躍馬も出る、なんて予想をしていましたが…フタを開ければ予想に反し上級馬は牝馬の芝向きの産駒となっています。
自分的には予想が外れた形ですね(笑)。
これはもう、完全にRoberto系らしさではなくシーザリオらしさが出ているんじゃないでしょうか。

2歳時の成績を見ると勝ち馬率は30.6%とリーディング上位20頭の中ではディープインパクトの46.5%に次ぐ高さながら、アーニングインデックスは1.30対2.70と水を開けられています(それでも平均値は上回っていますが)。
これは2歳時重賞勝ちがなく(デアリングタクトの桜花賞が初)、上のクラスに行って産駒が苦戦し一部の上級馬のみが賞金を稼いだということが読み取れます。
このアタリハズレが大きいという部分はRoberto系らしさが残っているんですかねぇ(笑)。

では、さっそく血統・プロフィールからのエピファネイア注目産駒を挙げていきます。


パネットーネ(エリンコートの2018)…母はGⅠオークスに勝利
シュペトレーゼの2018…2019セレクトセール当歳セッションにて1億368万円で取引、おじイモータル
スペキアリス(スペルバインドの2018)…母は4勝、おじシックスセンス
トリニタリアニズム(チュウワブロッサムの2018)…半兄は交流GⅠ2勝のチュウワウィザード、いとこにダートGⅠ4勝のルヴァンスレーヴ
マオノジーナス(デアリングバードの2018)…全姉デアリングタクト
フェットデメール(ディアデラマドレの2018)…母はGⅡ府中牝馬S勝ち馬
ロジネイア(パンデリングの2018)…おばアーモンドアイ、祖母フサイチパンドラ
オーソクレース(マリアライトの2018)…母はGⅠ宝塚記念・エリザベス女王杯勝ち馬
ギャラクシーエッジ(ランズエッジの2018)…半姉ロカ、半兄ヴァルコス

はGⅠ勝ち馬が母、きょうだい、近親にいる馬です。

ま、今年は種牡馬デビュー2年目で注目度が下がり、またドゥラメンテ・モーリスの種牡馬デビューと被るという事で良血牝馬も昨年ほどは集まらなかったか8頭と少な目になりました。
ちなみに去年のエピファネイア注目産駒では、スカイグルーヴをリストに入れていましたね。
ただ、デアリングタクトにシーズンズギフトはきょうだいが未勝利で注目度が低かったこともありリストアップできず、悔しいっす…。

まだ産駒は1世代しか走っていないものの、重賞連対を果たした3頭の血統的な共通点を挙げると。。。

◆サンデーサイレンスクロス持ち…日本の高速芝向きのスピード、瞬発力を増幅
◆母は5代内にNorthern Dancer(≒Icecapade)多重クロス持ち…父との配合で3/4Northern Dancer配合に
◆Mr. Prospector持ち…Roberto、Sadler's Wellsとの間でNashua≒Nantallah相似クロスが発生し米スピードパワーを強化
◆シーザリオを増幅…デアリングタクト・スカイグルーヴはSadler's Wells≒Nureyev相似クロス持ち、シーズンズギフトはHabitatクロス持ち

とりあえず、現時点では上記条件を持つ馬には注目したいですね。
もちろん、産駒数が多くなればそれだけ異なる配合を持つ上級馬も輩出されていくでしょうが…。


コメントする

名前
 
  絵文字